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弁護士 久保田 庸央
2021.05.26

一億万円

 「一億万円」というのを聞いたことがあるでしょうか。
 幼児から小学校低学年あたりの子供が大金を意味して、「一億万円」などと言っているのを…。この言葉を発する子供は、どこか誇らしげで、したり顔なのが面白いところです。

 当然「一億万」などという単位はないので、一体何を指しているのかはよく分かりませんが、インターネット上で、「一億万円」と検索すると、「超大金を意味する大人には理解不能な幼児言葉」と出てきます。
 善解して、一億の一万倍ということで、一兆円とでも捉えればいいでしょうか。

 ところで、「兆」よりも上の数字をご存知でしょうか。
 数字は、一万倍ごとに、「万」 → 「億」 → 「兆」と上がっていきます。
 「兆」の次は、「京(けい)」。これくらいは知っている方も多いかもしれません。日本の総資産(個人、企業、政府、金融機関、非営利団体の金融資産と非金融資産を合わせたもの)は1京円を超えているようですね。

 さらに、大きい数は
 「京」 → 「垓(がい)」 → 「杼(じょ)」 → 「穣(じょう)」 →  「溝(こう) → 「澗(かん)」 → 「正(せい)」 → 「載(さい)」 → 「極(ごく)」 → 「恒河沙(ごうがしゃ)」 → 「阿僧祇(あそうぎ)」 → 「那由他(なゆた)」 → 「不可思議(ふかしぎ)」 → 「無量大数(むりょうたいすう)」と続きます。

 「無量大数」は、ゼロが68個にもなる、莫大な数です。
このような数の使い道はあるのかということですが、普通は、10の何乗という表記をするので、使い道はないということでよいかと思います。
 では、「無量大数」よりも大きい数字のときはどうすればよいのかということですが、それも、10の何乗という表記をすれば何の問題もありません。

 そうすると、単なる与太話程度の使い道しかないというのが実情ということになろうかと思います。
 ただ、インフレ系のゲームで、そのような表記を見たことがあります。攻撃力や体力、敵をやっつけたときに得られるお金が指数関数的に増加していくゲームにてということです。攻撃力が、「3無2768不1598那…」のような表記がされていました。数字表記に変更すると、「327681598×1060」のように表記されていました。
 敢えて無量大数等を用いて表記しているだけで、やはり使い道はないに等しいものと思います。