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弁護士 久保田 庸央
2021.04.21

白馬

 「白馬の王子様」という表現がありますが、字面だけを見ると、「白馬」が多数いる中においての「王子様」であり、「白馬の王子様」は馬です。
しかし、「白馬の王子様」は「白馬に乗った王子様」のことであり、馬ではなく、人ですね。

 このような下らないことはさておき、令和3年4月11日、JRAの桜花賞にて、ソダシという馬が白毛馬として史上初めてクラシックG1を制しました。
 この馬は、馬体が真っ白な毛に覆われていて、本当に綺麗な馬です。桜花賞のピンク色の優勝レイ(優勝した馬にかけられる飾り)が本当によく似合っていました。

ほんのりピンクのソダシ。 桜花賞の優勝レイがよく似合います。 #桜花賞 #ソダシ (twitmag.com)

 サラブレッドの毛色は、鹿毛、黒鹿毛、青鹿毛、青毛、栗毛、栃栗毛、芦毛、白毛の8種類がありますが、この白毛は非常に希少なものです。
 優性遺伝(特定の因子が優先的に発現する。顕性遺伝)で、白毛の遺伝因子があれば必ず発現することになりますが、逆に言うと、白毛馬以外は白毛の遺伝因子を持っていないので、両親の少なくともどちらかが白毛馬でなければ白毛馬は生まれないのです(突然変異もあり得ます。)。
 日本で白毛馬は、1979年にハクタイユーという名の馬が誕生し、40年余りが経過した現在までに、突然変異によるものが6頭、遺伝によるものが34頭の合計40頭の白毛馬が生まれているようです。
 日本のサラブレッドの年間生産頭数は7000頭前後(かつては1万頭を超えていたときもあります。)ですから、大変希少なのが分かります。
 白毛馬はかつて「体が弱い」「走らない」などと言われていたようですが、これだけ頭数が少なければ、活躍馬が出て来なかったのは単にサンプルが少なかっただけで、毛色が影響したわけではないものと思います。

 ソダシは5戦5勝で、次は、オークス(GⅠ)に向かうようです。このまま次々と記録を更新することを期待します。

 因みに、「白馬の王子様」が馬だとしても、ソダシは「白馬の王子様」ではありません。メスなので。