弁護士法人 荒井・久保田総合法律事務所

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弁護士 久保田 庸央
2019.11.21

ブレーキアクセルマニュアル

 近年、高齢ドライバーによるブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故が多く報道されています。
 このような基本的操作の誤りで事故が起きるのだとすれば、そのような方は運転するべきではありません。たとえ、公共交通機関が整備されておらず、生活に自家用車が必須だとしても、他者の命を危険にさらしてよいわけがありません。
 最近では、免許の返納も行われるようになってはいますが、思うようには進んでいないのではないでしょうか。
 免許の返納が叫ばれる前の話ですが、私も身内に対して、高齢なので、もう車の運転はしないよう強く説得したことがありました。
 その一幕で、
「俺の心配をしてくれるのか。」
「そうではない。あなたの事故に巻き込まれる人の心配をしている。」
というやり取りがありました。
 本人への心配であれば、自分は危険でも構わないとか言い出したら、説得に失敗しますから、冷たい言い方にはなりましたが、こちらの作戦勝ちです。
 とはいえ、やはり、「事故の危険=自分への危険」という発想では、なかなか免許の返納は進まないでしょうね。

 話は変わりますが、現在、車を運転する人はほとんどオートマ車を運転しているものと思います。かくいう私もオートマ車を運転しており、マニュアル車を運転したのは、大分前に、軽トラックを差し押さえて、それを移動したときだけです。
 免許はオートマ限定ではありませんが、現在の運転技術はオートマ限定と言われても仕方のない状況です。
 このオートマ車。マニュアル車に比べれば、すこぶる運転が簡単です。動かすだけであれば、子供でもできるものと思います。認知機能がある程度衰えても、運転はできるでしょう。
 それに対して、マニュアル車は、そうはいきません。運転技術を身に着けるのも苦労しますし、認知機能が衰えた状態ではそもそも運転ができません。
クラッチを踏んだ状態でアクセルを踏んだところで空ぶかしになりますから、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故も起こりにくいです。

 先日、ブレーキとアクセルの踏み間違いの話題になったときに、とある弁護士が、一定の年齢に達したらマニュアル車しか運転してはいけないことにするような思い切ったことをしなければダメだということを言っていました。
 私としては、自主返納に任せていても解決されないでしょうし、確かにその通りと感心してしまいました。また、逆に、マニュアル車を運転できるのであれば、90歳でも100歳でも、年齢という形式的な数字にとらわれずに運転して差支えないだろうとも思いました。

 今後、ナビに行き先を入力するだけで目的地に着くような完全自動化がされれば、ほとんどのことが解決されるように思いますが、それまでは、自動車は使い方によっては凶器になり得るわけですから、運転に支障が生じた方は、運転を控えていただき、いたたまれない事故を少しでもなくして欲しいと思います。