弁護士 荒井 剛
2013.08.26

~喜び~感謝の声

先日、とある事件(医療ミス事件)が解決しました。私としても事件そのものが長期にわたったことや何度も相手方と交渉を重ね たことから弁護士生活10年の中でも思い出に残る事件の一つとなりました。



よく弁護士をやっていてよかったと思うときはどんなときですかという質問を受けます。

多くの弁護士がそうだと 思うのですが、これは事件が終わり、依頼者からねぎらいの言葉や感謝の言葉をいただくときです。

本当か、高い報酬をもらえたときが一番嬉 しいのではないか、と思われるかもしれません。

たしかに生活や事務所を維持するためにも一定程度のお金が必要であり報酬を戴くことは当然 ありがたいことです。

しかし、事件が終了し、依頼者から直接感謝されることは何にも代えがたいものですし、大きな不安や悩みを抱えていた 相談当初の依頼者の表情が笑顔になっていくのを見ると自分が少しは人の役に立てたのかなって実感することができます。



また、私の事務所では複数の事務員がいて事件毎に担当者を決めております。

事件終了後、依頼者から事件を担当 していた事務員に対しても感謝の言葉をいただくことがあります。

その事務員も嬉しいと思いますが、私にとっても非常に嬉しいことです。

結 果だけでなく結果にいたる事件処理の過程を評価していただいたといえるからです。