弁護士 荒井 剛
2026.03.05

「ロータリークラブ発祥の地 シカゴを訪問 2023年」

数年間、コラムを更新していませんでしたが、その間の話についても触れていきたいと思います。今回は、2023年春に所用のためにシカゴを訪れたときのお話です。


シカゴ訪問記 ~ロータリークラブ発祥の地を巡る~
シカゴといえば、ロータリークラブ発祥の地。1905年、青年弁護士ポール・ハリスが友人らと持ち回りで会食をしようと始めたのがロータリークラブの起源です。私が釧路ロータリークラブに入会したのが2011年3月。そもそもロータリークラブというのが一体どんなクラブで何をするところなのかもまったくわかっていませんでした。それから10年・・・今でもわかっていませんが、世界200以上の国と地域に広がるこの組織の原点がシカゴにあることはわかります。そう思うと、ぜひ訪れてみたくなりました。

現在もシカゴ・ロータリークラブは活動していますが、当時例会が開催されていた「Unityビル(711号室)」はすでに解体されており、今は「ユニオン・リーグ・オブ・シカゴ」という別の会員制クラブが入っているビルの一室で例会が開かれています。また、オリジナルの711号室は、シカゴから電車で30分ほど行ったエバンストンにあるロータリー国際本部でレプリカとして復元されているそうです。今回は時間がなくエバンストンまでは行けませんでしたが、せめて現在の例会場を一目見たいと思い、そのビルを訪れました。


まさかの「ロータリークラブって何?」
訪れたのは、シカゴ中心部にあるユニオン・リーグ・クラブのビル。ビルの受付には屈強な警備員が立っていました。
「シカゴ・ロータリークラブはここで毎週例会を開いているはずです。その会場の前で記念撮影をしたいのですが、中に入れますか?」
すると、警備員は怪訝な表情で「ロータリークラブ?何それ?」と予想外の反応。
「いやいやいや、ポール・ハリスって知らないかい?世界中に広まったロータリークラブの発祥の地がここなんだよ」と説明しましたが、警備員は首をかしげるばかり。どうやらロータリークラブの存在をまったく知らない様子です。

これは困った、と思いつつ、ロータリークラブの公式サイトを開き、シカゴ・ロータリークラブの例会場としてこのビルの名前がしっかり記載されていることを見せました。すると警備員も「あれ、本当だね」と態度を軟化させ、何やらビルの管理者に連絡を取り始めました。

数分後、「確かに毎週8階でロータリークラブの会合が行われているらしい」と判明。
だから言ったじゃないかと内心思いながら、安堵の気持ちが。
ここまで来たのだから、ぜひその部屋の前で写真を撮りたいと頼み込んだところ、わざわざ日本から訪ねてきた私に根負けしたのか、同情してくれたのか、上に行っていいよと言ってくれました。警備員が付き添って8階まで案内してくれました。

ただの会議室だった?!
そして、たどり着いた8階の会議室。しかし、そこにはロータリーの徽章もなく、ただの普通の会議室があるだけでした。
「え、これがロータリークラブ発祥の地の現在の例会場…?」
少し拍子抜けしましたが、それでも部屋の前で記念撮影。ロータリークラブがここから始まり、今や世界規模の組織になったことを考えると、感慨深いものがありました。
おそらく、ここまで来て部屋の前で写真を撮る人はあまりいないのではないでしょうか。次回は、ぜひ実際の例会にメークアップして参加し、当時の面影を少しでも感じてみたいと思います。
ロータリークラブの精神は「奉仕の理想」。その原点を訪れたことで、改めてロータリアンとしての活動の意義を感じることができました。
次はエバンストンのロータリー国際本部にも足を運びたいものです。