弁護士 久保田 庸央
2021.02.17

124年ぶり?

とあるバカな夫婦の会話。
夫:今度、2月3日の18:30から理事会の会議入ったわ。
妻:コロナで夜、暇なのに、何でそんな日に会議が入るの? おじいちゃん達ばかりだから、豆まき関係ないんだろうね。
夫:まぁ、そうかもな。

後日
妻:恵方巻のチラシが来てた。受取が2月1日と2日みたいだから、2日受取で頼もう。
夫:3日は空いていないから丁度いいな。

2月2日
夫は、恵方巻を店に取りに行き、帰宅する。
そうすると、子供から衝撃の一言を浴びせられる。

「今日が節分だってよ。」
「何だか、百二十何年ぶりだってさ。」

「!!!!!??」

この便利な世の中、早速スマホで検索してみる。

直ちに、明治30年2月2日以来124年ぶりに、2月2日が節分であることが確認される。

と同時に、夫は、節分が2月3日であることを前提にいわれのない非難を浴び、知識がないことで的確な反論できず、非難をそのまま受け入れたことが明らかとなる。



 以上の通り、今年(令和3年)は、節分が2月2日でした。
 節分が2月2日となったのは、124年ぶりとのことですが、2月3日でなかったのは37年ぶりで、昭和59年(1984年)は2月4日が節分であったようです。この年は、ロサンゼルス五輪で、カールルイスが大活躍した年で、私も物心はついていましたが、節分が2月3日でなかったなどという記憶は全くございません。

 で、節分って何?ということですが、一言で言えば、立春の前日です。
 今年は、立春が2月3日の午後11時59分であるため、節分が2月2日となったということのようです。
 そして、これから先、しばらくの間は、節分が4年毎に2月2日になるようです。
 多くの方が、節分は2月3日との固定観念を持っているものと思いますが、これから物心のつく方々は、2月2日か3日のどちらかで、年によって違うという感覚になるのかなと思います。
 最近、当たり前と思っていたことが、必ずしもそうではないということが多いような気がします。