弁護士法人 荒井・久保田総合法律事務所

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弁護士 荒井 剛
2016.04.30

思い込み!~逆転の発想が大事だなと思いました~

弁護士の仕事は依頼者から相談を受けるところから始まりますが、あくまで紛争の一方当事者からのお話となりますので、できるだけ先入観を持たず純粋にお話を聞くことが大事だと思っております。最初から先入観を持っているとそれと異なることを言われた時点でそれ以上何も頭に入ってこなくなってしまいますし、大事な事実を見落としてしまうかもしれないからです。

また、これは先入観を持たないということとは次元が異なる話なのですが、できる限り反対の視点を持つように心がけるようにしております。大きなところでいえば、たとえばこれは原則論の問題なのか、例外の問題なのかという視点、事件単位でいえば、たとえばお金をだまし取られたからそのお金を取り返してほしいという事件の場合には、だまし取られてしまった側に落ち度と評価されるところがどれくらいあったのかといった具合です。 事件処理そのものではないにしても多忙を極めているときほどあえて映画や演劇を観る時間を作ったりするというのも同じかもしれません。逆にあえて思い込みをするということもあります。何もかもうまくいかないときにはその先には必ず良いことが待っていると思い込み、また、仕事で失敗をした場合には失敗した分だけ自分が成長した証だと思い込むようにしています。受験時代にさかのぼるともうちょっと極端に思い込むようにしていたことがあります。今、思うと本当に笑ってしまいます。試験中、やたらと貧乏ゆすりをする輩や鼻をすすったりする輩がいたりすると気になってしまうことがありましたので、逆に、貧乏ゆすりや鼻をすする音が聞こえてきたら、ああ爽やかな音が聞こえてきた、ますます試験に集中できるぞ!と思い込んで試験に臨むようにしました。馬鹿々々しいかもしれませんがこう思い込むことで実際にはほとんど気にならなくなりました。そうするとたまには「思い込み」というのも大切かもしれません。



「思い込み」ということでいえば、先日、こんなことがありました。出張先のホテルで朝食をとっていたときの出来事です。多くのビジネスホテルの朝食がそうであるようにそこのホテルの朝食も和洋食のビュッフェスタイルでした。和食コーナーには、ご飯、味噌汁、漬物、焼き魚のほか、味付け海苔や納豆が置いてあります。大体、ホテルの朝食でみられる納豆はスーパーで買うときのような白い四角い容器に入っているのではなく、小さいカップに入っていることが多いと思います(下記イメージ写真参照)。納豆のたれもカップの中についています。洋食系のおかずを選択することが多い私もこのときは和食の気分でしたのでご飯をよそい、味噌汁にネギや油揚げを入れ、カップ型の納豆を手にしました。私はこのカップ型の納豆の食べ方を別に誰に教わったわけではありませんが、当たり前のようにカップの表面のビニールをビリっとはがし、さらに納豆の上に貼りついている薄い透明なビニールをとり、たれを入れてかき混ぜます。そして、かきまぜた納豆をまるごとごはん茶碗の上に載せてから食べます。この日も当然、そのようにして食べようと思い、ごはん茶碗、味噌汁のほか、カップ型の納豆をトレイに載せ、空いている席がないか探してウロウロしていたときでした。

大勢の宿泊者が朝食をとっていましたが、私は、とある宿泊客が納豆を食べているところを見て驚きました。人の食べているところをじろじろ見てはいけないなと思いながら一瞬立ち止まってしまいました。そのお客さんは、カップの中の納豆をごはんにかけようとしていたのではなく、白いごはんをその小さなカップの中に入れようとしていました。えっ、嘘だろ、と思いながらも、ごはんをカップの中に入れるという発想が全くなかったことや、これまでそんな人を見たことがなかったので思わず「おっ」と心の中で叫んでいました。カップはすごく小さいものでした。直径5センチほど、高さも5センチくらいしかなかったと思います。

必ずカップの納豆をごはんにかけなければいけないというルールはありません。また、カップの中にごはんを入れてはいけないというルールもありません。これは完全に私の思い込みでしたし、勝手に自分の中で決め付けてしまっていました。

今後も私自身、カップの中にごはんを入れて食べることはしないだろうし、しようとも思いませんが、何事も別の視点(逆転の発想)で考える必要があるなってそのときあらためて感じました。

納豆嫌いな人にとっては本当にどうでもいい話かもしれませんね(笑)。