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弁護士 荒井 剛
2022.04.27

濃厚接触者??

とある日の平日(水曜日)のお昼。
知人から一本の電話がかかってきました。
「コロナ陽性」と判定されたとのこと。
私がその知人と最後に接触したのは三日前(日曜日)ですが、
その知人が発症したのが火曜日の夜とのことですので、
場合によっては、いわゆる「濃厚接触者」に該当するかどうかが問題となりそうです。

同居家族ではないですが、長時間、同じ車内にいたため、
「濃厚接触者」に該当する可能性がありそうです。

問題はここからです。
新型コロナが出始めた頃であれば、保健所は陽性者からしっかりとヒアリングし、
きちんと「濃厚接触者」を特定した上で、「濃厚接触者」に対しても個別の指示を出していたと思われます。

今回、電話をかけてきた知人に対し、今後、どのような流れになりそうかと質問したところ、保健所から翌日以降、あらためてヒアリングするという連絡を受けただけで、それ以上のことは言われてもいないとのこと。

となると、少なくとも翌日に保健所がその知人にヒアリングし、さらに、保健所側で、「濃厚接触者」を特定し、当該「濃厚接触者」にも個別の指示をする必要があると判断した場合に、はじめてこちらにも連絡が来るという流れになりそうです。

それはそれでいいのですが、では、私自身、知人から電話を受けた後、どうすればいいのか。また、翌日(木)はどうすればいいのか。
自主的に判断するしかありません。

私自身、まったく症状がないのですが、万が一、陽性となっていた場合には、会社の同僚、従業員、そして、家族も巻き込むことになってしまうと考えると、自主的に、午後から早退し、1人、ホテルにて待機することにしました。いわゆるテレワークですね。

実は、2週間前にも同じような経験をしていました。
陽性になったと連絡してきた方とは、電話を受ける二日前に、1時間ほど同じ部屋でお話をしていました。ただ、飲食をしていたわけではないですし、そもそも「濃厚接触者」の定義にも該当しないとも考えられましたが、一応、家族に感染させてはいけないと思い、念のため、部屋を隔離し、食事、洗濯物、トイレなどはすべて別々にしてもらいました。
その上、市販の抗原検査キットを使用しました。結果は「陰性」。
ただ、市販の検査キットはそこまで信頼性が高くないという話も聞いていたため、念のため有料で市内のとある医療機関にてPCR検査を受けました。当日、電話し、当日、受診することができました。結果「陰性」でした。
そこで、ようやく仕事に復帰し、家での隔離を解除することにしました。

しかし、今回は、より長時間、一緒にいたため「濃厚接触者」に該当する可能性が高いと思われたため、より慎重を期し、早退し、保健所からの連絡ないしあらためて知人から連絡が来るまで、ホテルで待機する決断をしました。

ところが、翌日(木)、待てど暮せどまったく連絡が来ません。
こちらから保健所に電話すると、今は、保健所からは濃厚接触者の判断はしていない、判断するとしてもあくまで「陽性者の同居家族」だけと言われてしまいました。それ以外の方は、自主的に判断してください、との一点張り。

そうであれば、少なくとも前回と同様、自主的にPCRを受けるほかないと考え、有料でPCR検査を受けることが出来るとして事前に聞いていた二か所の医療機関に連絡しました。

まず、前回、PCR検査を受けたクリニックに電話しました。

電話対応した女性が、申し訳なさそうに、当クリニック職員に陽性者が出てしまったため来週まで臨時休診となってしまい、検査ができません、すいません、と言って来ました。

職員も受付の方もまったく悪くないため、逆に、こちらが申し訳なくなってしまうほどの対応でした。

そこで、もう一つの医療機関に電話してみると、素っ気ない返事で、今週は予約が一杯で、来週以降でしか検査できないけどどうする?と言われてしまいました。来週であれば意味がありません・・・。

困ったなと思い、いろいろ調べていたところ、北海道のコロナ対策事業の一環として、期間限定、かつ、無症状の者だけに限定されるものの、道内各地の薬局で、無料PCR検査もしくは無料抗原検査を受けられるということがわかりました。

そこで、何とか木曜日中に、PCR検査を受けることができる薬局を見つけ、すぐにPCR検査を受けに行ってきました。結果がわかるのは翌日、つまり、金曜日とのこと。

そして、金曜の朝一、薬局から電話がかかって来ました。
結果、陰性でした。

すぐに家族にも伝え、子どもたちも学校に行くようにしました。
私自身も、経過観察しながらではありますが普通に出社することにしました。

木曜の夜の時点で、知人に連絡したところ、結局、保健所からその後、陽性となった知人にも一切連絡がいっていない様子でした。感染者が拡大し、保健所も多忙を極めているのでしょう。

結局、自主的判断に委ねられるということになります。
しかし、この自主的判断というのが一番やっかいです。

陽性になってしまった知人も保健所の方も誰も悪くはないです。
現在、どこで、誰が、どのように感染したのかすべて特定することなんてできません。

ただ、今回、すごい違和感がありました。
自主判断に委ねるということなので、自主的に問題ないと判断すればいいと言われればそうなのですが、無症状だとしても、万が一、自分も感染しており、さらに他人に感染させてしまったらと思うと、萎縮してしまいますし、自主的に行動を制約してしまいます。

今のコロナは仮に感染したとしても重症化リスクが低いし、外出を控えたり、学校を休ませたりする必要もないと思っていたとしても、今の世の中の雰囲気がそうさせてくれません。それが一番問題だと思っています。

感染力が高いかもしれません。
しかし、実際、重症化している確率や死亡する確率は少なくなってきています。
それでも子どもたちの部活動は自粛、対外試合の禁止、各種大会は軒並み中止、一体、そんなことをいつまで続けるのでしょうか。生徒に複数感染者がいたら学級閉鎖。
本当にそこまで必要なのでしょうか。

少しでも症状があれば、その人は、学校や仕事を控えれば足りるのではないでしょうか。
たしかに、無症状での陽性者はいるかもしれません。
しかし、無症状の陽性者は、そもそも無症状なのですから、他への感染は止められません。
その結果、無症状の陰性者(結果的にということですが)でも、自主的に隔離するケースが多いのが実情ではないでしょうか。慎重を期し、真面目に予防しようとする人であればあるほど行動が制約される状況です。

「濃厚接触者」についても現在の保健所の対応能力を考えると、ほぼ意味がありません。

濃厚接触者かどうかではなく、症状がある方だけ自粛するということだけを徹底する運用に改めるべきでしょう。スポーツの試合や大会などもそうです。チームに一人陽性者がいたら、なぜ試合自体ができなくなるのでしょうか。

非常に違和感があります。