弁護士法人 荒井・久保田総合法律事務所

ヘッダーイメージ
ご相談の予約・お問い合わせ

釧路本店

事務所MAP
概 要
〒085-0017
釧路市幸町6丁目1番地2号AKビル

TEL

0154-32-0515

受付時間

平日9:00~17:00

無料駐車場完備

中標津支店

事務所MAP
概 要
〒086-1125
標津郡中標津町西5条北4丁目5番

TEL

0153-72-8121

受付時間

平日9:00~17:00

無料駐車場完備

釧路弁護士会バナー 法テラスバナー 勤務弁護士募集
弁護士 鍛冶 孝亮
2022.02.09

幻の赤いカニ

1 先日発表された第35回『第一生命サラリーマン川柳コンクール』の全国優秀100句の中に、『蟹食えば みんな自然と 黙食に』という句も見つけました。
  他にも面白い句がたくさんあり、良く思いつくなと例年感心しています。
  カニといえば高級食材といわれており、観光客の中には、北海道に来て美味しいカニを食することを楽しみにしている人も多いです。
  最近はコロナの関係でウェブでの実施が多いですが、コロナが広がるときまでは、弁護士会で道外から講師を招いて様々な研修会を行うことが良くありました。研修会後の懇親会では、講師へおもてなしとして、カニを出してくれるお店を懇親会場に選ぶことも多かったです。
  お皿にいっぱいの毛ガニやタラバガニを見て感激される姿を見ましたし、北海道に来ないとこんなに美味しいカニは食べられないというお話も良く聞きました。

2 では道民にとってカニは魅力的な食材なのでしょうか。
個人的には地域によるのではないかと思います。カニが採れる沿岸の地域に住んでいた人の中には、知り合いの漁師の人からもらうことができたなど、幼い頃から食べる機会が多く、食べ飽きているという人もいると思います。
私は白糠町出身ですが、親戚の漁師の人からいただいた毛ガニを頻繁に食べていた記憶があります。そのこともあるのか、大人になってカニを出されても積極的に箸をつけるということはありません。小さい頃に食べ過ぎで大人になったら食べたくなくなったという友人もいました。私の妻は十勝出身ということもあるのかカニは大好きです。
小さいときにどれくらい食べたのかということも影響しているかもしれませんが、現在はカニの水揚げ量の昔に比べて減少しており、気軽に手に入らなくなったので、道民にとっても高級食材であることには変わりはないかもしれません。

3 個人的にはそこまで魅力的に感じないカニですが、これだけは食べたいというカニがあります。それは花咲ガニです。
  花咲ガニは、根室の納沙布岬周辺の海域で主に漁獲されるカニです。道東に住んでいると珍しいカニではないと思うのですが、道外では知らない人もおり、幻のカニと呼ばれているとも聞きます。
  名前の由来は、根室の花咲港で良く漁獲されるから、又は茹でたときに花が咲いたように赤くなるからともいわれています。
  花咲ガニは、正確にはカニではなくヤドカリの仲間です(カニはハサミの脚を入れて5対10本ですが、ヤドカリはハサミの脚を入れて4対8本となります。タラバガニも同じくヤドカリの仲間となります)。
  花咲ガニは毛ガニと違い、殻が固くトゲも多いため剥くのに非常に苦労します。
 しかし、その身は甘みがあって濃厚な味がします。
  ガニの脚をぶつ切りにして味噌汁にした「てっぽう汁」は、道東の郷土料理として有名ですが、花咲ガニを使うと特に旨味が凝縮しとても美味しいです。
  花咲ガニの漁獲量が減っており大きいサイズのものは地元でもほとんどありません。
  ところが、数年前、知り合いの弁護士から、根室市のとあるカニ屋さんにお使いを頼まれたことがあり、そこで大型サイズの花咲ガニに出会いました。
  お使いとして行ったのでもともと自分自身では購入する予定はありませんでしたが、カニ好きな妻のために買ってみたところ、そのサイズや味に感動し、1年に1回は注文するようになりました。

4 以下の写真は、昨年の年末に食べた花咲ガニです。


  
 2キロ以上の大型サイズです。



  自分の指よりも大きなハサミです。


 
 これぐらい大きな身だと固くてトゲがある殻も頑張って剝きたくなります。



ハサミを含めて脚を4対8本です。

5 カニを好んで食べたいとは思わない人の理由の1つとして、殻を剥いて食べるのが大変だというものがあります。
  カニの剥き方にも工夫が必要で、上手く剝かないと殻に身が残った状態となってしまいます。
  カニを食べるときは誰もしゃべらなくなるといわれるのは、カニを食べることではなく殻を剥くのに夢中になってしまうからなのではないかとも思っています。
  大きな食材は大味(こまやかな風味が感じられない)だといわれることもありますが、個人的にカニは大きければ大きいほど濃厚な味を堪能できると思いますし、何より殻も剥きやすく大きな身がスルっと取り出すことができます。
  最後にいつも美味しい花咲カニを購入させていただいている根室市のカニの専門店「マルショウ水産」さんを紹介いたします。
  根室市内から納沙布岬に向かう北海道道35号線(北側ルート)にお店がありますが、インターネットでも販売もしています。
  https://marusho-nemuro.jp/
  
  大きな花咲ガニについては漁獲の関係でいつもお店にあるわけではないとのことですが、カニ好きな方はお店に注文していただき是非食べていただきたいと思います。
  また根室では「根室かに祭り」というイベントも行われています。
  https://www.nemuro-kanifes.com/
  コロナの感染拡大により、昨年は中止となっておりますが、今年は開催してほしいです。