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弁護士 荒井 剛
2022.01.26
2022.01.26
アラフィフの挑戦 ~eスポーツ~
2022年2月、いよいよ中国・北京で冬季オリンピックが開催されます。
実は、もう一つ大きな大会が今年中国で開催されることは知っていましたか?
「アジア競技大会(夏季大会)」(@杭州9月10日~)です。
ちなみにその4年後は、日本の愛知で開催されます。
アジア競技大会は、アジア地域を対象にした国際総合競技大会です。
オリンピックと同様、原則4年ごとに開催されていますが、オリンピックにはない種目があるのが特徴です。たとえば、ソフトテニス(軟式テニス)、囲碁、カバディ、セパタクロー等。さらに前回(2018年)のインドネシア大会では新たにトランプゲームの「ブリッジ」が正式種目として採用されました。70代の女性が日本代表選手として大会参加したというニュースを聞いた覚えがあるかもしれません。
さらに、前回のインドネシア大会では公開種目でしたが、今回の大会から新たに正式種目となり、世界から注目されている競技があります。
それが「eスポーツ」です。
ここ数年、「eスポーツ」という単語は、日本のメディアにもよく取り上げられるようになりましたのでこの単語自体聞いたことがあるかもしれません。
「eスポーツ(イースポーツ)」とは、簡単にいえば、コンピューターゲーム(ビデオゲーム等)を使って対戦する競技のことです。“e”は、電子を意味するエレクトロニックという英単語(electronic)の頭文字から来ています。
ゲームがスポーツなのか?という素朴な疑問を抱く方もいるかもしれませんが、世代・性別・言語などを超え、幅広い人が楽しめますし、ゲームに勝ち抜くためには、反射神経、想像力、集中力が問われ、何より普段からの練習・努力が必要とされます。また、チームとして戦う場合には、チームワークは必須ですし、戦略が重要になります。世界的にもれっきとしたスポーツの一つとして認知されつつあります。
ゆくゆくは、オリンピックの正式種目に採用される日が来るのではないかと言われています。次の2024年大会(パリ)に間に合いませんが、その次の2028年大会(ロスアンゼルス)では日本人選手がeスポーツ種目の日本代表選手として活躍しているかもしれません。
たかがゲームと思うかもしれませんが、eスポーツ市場はすさまじい勢いで成長しており、海外のゲーム大会では、億単位の賞金が出たりします。世界中にインターネットが普及し、誰でも、いつでも、ネットゲームに参加できることになっている分、大会で優勝し、高額賞金を得るのは至難の業です。たしかに一握りのプロゲーマーと呼ばれる人は、ユーチューブでもゲームプレイ実況動画を配信したりしてそれなりに稼いでいると思います。
日本では、まだ海外並みの高額賞金が出る大会はないですが、国内のeスポーツ市場も右肩上がりです。2020年時点では66.8億円、2024年には180億円に達するともいわれています。「eスポーツ部」が創設される高校が増えてきています。
2019年から、全国の高校を対象とした「全国高校eスポーツ選手権」が開催されています。 https://www.jhsef.or.jp/topics/210706.html(一般社団法人全国高等学校eスポーツ連盟のサイト 参照)
第1回 (2019年) エントリー数 115校、153チーム
第2回 (2020年) エントリー数 140校、222チーム
第3回 (2021年3月) エントリー数 194校、346チーム
回を重ねる毎にエントリー校が増えているのがわかります。
私が住んでいる釧路からも、釧路工業高等専門学校(釧路高専)が大会に参加していました。なんと第2回大会、第3回大会、いずれも「ロケットリーグ」部門で全国第3位になっている強豪です!
ゲーム好きである私の息子(小学生)も釧路高専に行きたいと言っています・・・・。
プロ野球選手、ひいては大谷翔平のようなメジャーリーガー、あるいはプロアイスホッケー選手となってNHLでプレーする、これまでいないプロ野球とプロアイスホッケーの二刀流を目指したい、
なんて言ってくれたら嬉しいなと思っていましたが、それはただの親の願望です。
夢は「プロゲーマー」
海外の高額賞金に注目し、将来の夢を「プロゲーマー」と言っているのでしょうか・・。
待て、待て、待て、と。
「プロゲーマー」が悪いとは言わない。
ひとつの道を極める、それは素晴らしいことだとは思う。
でも「プロゲーマー」になれたからといって必ず賞金が稼げるとか、
大きな金がもらえるということではないぞと。
それはどのスポーツのプロでも同じこと。
たとえば、プロ野球。
プロ野球選手になったからといって、
必ず成功し、稼げるようになれるかは別問題だぞと。
また、eスポーツ部といっても他の体育会系の部活と同様、今は、走り込みをしたり、筋トレをしたり、瞬発力を鍛えるトレーニングをしたりしているんだぞ、
プロゲーマーの「とぎど」さんを見てみろ、彼は東大卒だぞ、
勉強もしっかりやっているぞ、
と、勉強や体を鍛えることがゲーム力の向上にもつながるぞと、必死にアピールする私。
果たしてどうなることやら・・・。
野球だったら一緒にキャッチボールをしてあげたり、バッティングセンターにつれていくことができましたがゲームとなれば何をしていいかわからない。
そうか、実際に子どものやっているゲームをやればいいかもしれない、アジア大会ではeスポーツが正式種目になったことだし、一つやってみるかと思い、昨年12月ころから、スキマ時間を利用し、子どもたちのやっているゲーム(フォートナイト、エイペックス)をはじめてみました。
・・・
まず、コントローラーの操作を覚えるのに一苦労。というか覚えられない・・・
フォートナイト、エイペックス、いずれも対戦型のゲームなのですが、敵と遭遇した瞬間、あたふたし、銃を使って弾を発射すべき操作をすべきところ、素手でパンチを繰り返し、初心者丸出しの結果、美味しそうな獲物としか映らず、敵に、あっさりやられる。この繰り返し。
心が折れそうになりながらも最近、ようやくアイテムや銃の種類やキャラクターのスキルを覚えてきました。また、チームを組んで、キャラクターのスキルを使ってバトルロイヤルを勝ち残っていくという面白さも実感してきました。
それでも、アラフィフのせいか、まあ上達のスピードが遅いですね。
三歩進んで、二歩下がる。たまに二歩進んで三歩下がる。こんな状態です。
一方、子どもらは、前進のみ。しかも、一歩の幅がでかい。
追いつくはずがありません・・・
妻からもアラフィフだとなかなかしんどいのではないかと言われています。
しかし、何事も挑戦です。
諦めたらそこで終わり。
ゆっくりだとしても一歩ずつ前進していこうとおもいます。
おかげで息子とは、ゲームの内容について会話できるようになりました。
また、息子がそのゲームで今、何を目標にしているのかが理解できるようになりました。
本当は、子どもよりうまくなりゲームで負かしたいと思っていますが、まあ無理かもしれません。
アラフィフの挑戦。はじめます。今は、プレステ4ですが、今年中にはゲーミングPCを買おうと画策しています。
将来、親子で参加できるeスポーツ大会があれば、参加してみたいものです。そのためには参加できるレベルにまでなっていないといけません。
もしかしたら、私の隠れた才能が開花し、4年後に愛知で開催されるアジア競技大会では、eスポーツ・シニアの部で日本代表選手として参加しているかもしれません!
実は、もう一つ大きな大会が今年中国で開催されることは知っていましたか?
「アジア競技大会(夏季大会)」(@杭州9月10日~)です。
ちなみにその4年後は、日本の愛知で開催されます。
アジア競技大会は、アジア地域を対象にした国際総合競技大会です。
オリンピックと同様、原則4年ごとに開催されていますが、オリンピックにはない種目があるのが特徴です。たとえば、ソフトテニス(軟式テニス)、囲碁、カバディ、セパタクロー等。さらに前回(2018年)のインドネシア大会では新たにトランプゲームの「ブリッジ」が正式種目として採用されました。70代の女性が日本代表選手として大会参加したというニュースを聞いた覚えがあるかもしれません。
さらに、前回のインドネシア大会では公開種目でしたが、今回の大会から新たに正式種目となり、世界から注目されている競技があります。
それが「eスポーツ」です。
ここ数年、「eスポーツ」という単語は、日本のメディアにもよく取り上げられるようになりましたのでこの単語自体聞いたことがあるかもしれません。
「eスポーツ(イースポーツ)」とは、簡単にいえば、コンピューターゲーム(ビデオゲーム等)を使って対戦する競技のことです。“e”は、電子を意味するエレクトロニックという英単語(electronic)の頭文字から来ています。
ゲームがスポーツなのか?という素朴な疑問を抱く方もいるかもしれませんが、世代・性別・言語などを超え、幅広い人が楽しめますし、ゲームに勝ち抜くためには、反射神経、想像力、集中力が問われ、何より普段からの練習・努力が必要とされます。また、チームとして戦う場合には、チームワークは必須ですし、戦略が重要になります。世界的にもれっきとしたスポーツの一つとして認知されつつあります。
ゆくゆくは、オリンピックの正式種目に採用される日が来るのではないかと言われています。次の2024年大会(パリ)に間に合いませんが、その次の2028年大会(ロスアンゼルス)では日本人選手がeスポーツ種目の日本代表選手として活躍しているかもしれません。
たかがゲームと思うかもしれませんが、eスポーツ市場はすさまじい勢いで成長しており、海外のゲーム大会では、億単位の賞金が出たりします。世界中にインターネットが普及し、誰でも、いつでも、ネットゲームに参加できることになっている分、大会で優勝し、高額賞金を得るのは至難の業です。たしかに一握りのプロゲーマーと呼ばれる人は、ユーチューブでもゲームプレイ実況動画を配信したりしてそれなりに稼いでいると思います。
日本では、まだ海外並みの高額賞金が出る大会はないですが、国内のeスポーツ市場も右肩上がりです。2020年時点では66.8億円、2024年には180億円に達するともいわれています。「eスポーツ部」が創設される高校が増えてきています。
2019年から、全国の高校を対象とした「全国高校eスポーツ選手権」が開催されています。 https://www.jhsef.or.jp/topics/210706.html(一般社団法人全国高等学校eスポーツ連盟のサイト 参照)
第1回 (2019年) エントリー数 115校、153チーム
第2回 (2020年) エントリー数 140校、222チーム
第3回 (2021年3月) エントリー数 194校、346チーム
回を重ねる毎にエントリー校が増えているのがわかります。
私が住んでいる釧路からも、釧路工業高等専門学校(釧路高専)が大会に参加していました。なんと第2回大会、第3回大会、いずれも「ロケットリーグ」部門で全国第3位になっている強豪です!
ゲーム好きである私の息子(小学生)も釧路高専に行きたいと言っています・・・・。
プロ野球選手、ひいては大谷翔平のようなメジャーリーガー、あるいはプロアイスホッケー選手となってNHLでプレーする、これまでいないプロ野球とプロアイスホッケーの二刀流を目指したい、
なんて言ってくれたら嬉しいなと思っていましたが、それはただの親の願望です。
夢は「プロゲーマー」
海外の高額賞金に注目し、将来の夢を「プロゲーマー」と言っているのでしょうか・・。
待て、待て、待て、と。
「プロゲーマー」が悪いとは言わない。
ひとつの道を極める、それは素晴らしいことだとは思う。
でも「プロゲーマー」になれたからといって必ず賞金が稼げるとか、
大きな金がもらえるということではないぞと。
それはどのスポーツのプロでも同じこと。
たとえば、プロ野球。
プロ野球選手になったからといって、
必ず成功し、稼げるようになれるかは別問題だぞと。
また、eスポーツ部といっても他の体育会系の部活と同様、今は、走り込みをしたり、筋トレをしたり、瞬発力を鍛えるトレーニングをしたりしているんだぞ、
プロゲーマーの「とぎど」さんを見てみろ、彼は東大卒だぞ、
勉強もしっかりやっているぞ、
と、勉強や体を鍛えることがゲーム力の向上にもつながるぞと、必死にアピールする私。
果たしてどうなることやら・・・。
野球だったら一緒にキャッチボールをしてあげたり、バッティングセンターにつれていくことができましたがゲームとなれば何をしていいかわからない。
そうか、実際に子どものやっているゲームをやればいいかもしれない、アジア大会ではeスポーツが正式種目になったことだし、一つやってみるかと思い、昨年12月ころから、スキマ時間を利用し、子どもたちのやっているゲーム(フォートナイト、エイペックス)をはじめてみました。
・・・
まず、コントローラーの操作を覚えるのに一苦労。というか覚えられない・・・
フォートナイト、エイペックス、いずれも対戦型のゲームなのですが、敵と遭遇した瞬間、あたふたし、銃を使って弾を発射すべき操作をすべきところ、素手でパンチを繰り返し、初心者丸出しの結果、美味しそうな獲物としか映らず、敵に、あっさりやられる。この繰り返し。
心が折れそうになりながらも最近、ようやくアイテムや銃の種類やキャラクターのスキルを覚えてきました。また、チームを組んで、キャラクターのスキルを使ってバトルロイヤルを勝ち残っていくという面白さも実感してきました。
それでも、アラフィフのせいか、まあ上達のスピードが遅いですね。
三歩進んで、二歩下がる。たまに二歩進んで三歩下がる。こんな状態です。
一方、子どもらは、前進のみ。しかも、一歩の幅がでかい。
追いつくはずがありません・・・
妻からもアラフィフだとなかなかしんどいのではないかと言われています。
しかし、何事も挑戦です。
諦めたらそこで終わり。
ゆっくりだとしても一歩ずつ前進していこうとおもいます。
おかげで息子とは、ゲームの内容について会話できるようになりました。
また、息子がそのゲームで今、何を目標にしているのかが理解できるようになりました。
本当は、子どもよりうまくなりゲームで負かしたいと思っていますが、まあ無理かもしれません。
アラフィフの挑戦。はじめます。今は、プレステ4ですが、今年中にはゲーミングPCを買おうと画策しています。
将来、親子で参加できるeスポーツ大会があれば、参加してみたいものです。そのためには参加できるレベルにまでなっていないといけません。
もしかしたら、私の隠れた才能が開花し、4年後に愛知で開催されるアジア競技大会では、eスポーツ・シニアの部で日本代表選手として参加しているかもしれません!