弁護士法人 荒井・久保田総合法律事務所

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弁護士 鍛冶 孝亮
2021.04.14

釧路弁護士会の副会長に就任しました

1 4月1日から令和3年度の釧路弁護士会の副会長に就任しました。
 釧路新聞の記事にも取り上げていただき、依頼者の方や子どもの幼稚園の先生などから応援の言葉をかけていただきました。
 そもそも弁護士以外の方は、弁護士会はどのようなもので、会長や副会長と聞いても何をするのかわからない人も多いかと思います。
 釧路弁護士会の会館は、釧路地方裁判所の側にありますが、会長や副会長になったからといって、会館で日常の業務を行うわけではありません。
  
2 弁護士として活動するためには、日本弁護士連合会に登録するとともに全国各地にある1つの弁護士会に入会しなければならないと弁護士法で決まっています。
 今回は弁護士会の話なので、以下は弁護士会の話になります。
 弁護士会は、地方裁判所の管轄区域ごとに設立しなければならないとされており、日本では全部で52の弁護士会があります。
 北海道では、4つの弁護士会(旭川、釧路、札幌、函館)があります。
 弁護士法では、弁護士会は、「弁護士及び弁護士法人の使命及び職務にかんがみ、その品位を保持し、弁護士及び弁護士法人の事務の改善進歩を図るため、弁護士及び弁護士法人の指導、連絡及び監督に関する事務を行う」とされています(弁護士法31条)。
 具体的な主な活動としては以下のものがあります。
・ 国、地方自治体などの公益委員に弁護士を派遣すること
・ 法律相談会の実施や他の団体が実施する法律相談会への弁護士を派遣すること  
・ 基本的人権の擁護、社会正義の実現のための様々な委員会を設置し活動すること。例えば、人権侵害に関する申立てがあった場合には、釧路弁護士会人権擁護委員会が調査を行い、人権を侵害した者に対し、警告、勧告、要望など措置をとること  
・ 所属弁護士に対して法律業務に関する研修等を実施すること
 そして、弁護士会には、自治権が認められていることにより、弁護士会の入会を認めるのかどうか、不適切な活動を行った弁護士を処分するのかどうかという重要な活動があります。
 弁護士は、他の資格のように監督官庁はありません。
 弁護士は国家権力による人権侵害を救済するために活動することがあります。
 そのような活動をした場合、もしも監督官庁が弁護士資格をはく奪するようなことがあれば、誰も国家権力によるたてつかないこととなり、弁護士の使命である社会正義や基本的人権の擁護は果たされないことになります。
 戦前、弁護士の懲戒の権限は検事や裁判官がもっていたため、検事の主張を争うような活動を行った弁護士に制裁が加えられていたこともありました。
 戦後弁護士会に自治権が認められたことで、弁護士は、国家権力からの制裁を恐れることなく、違法や不当である国の施策や国家権力の行使を批判、是正を求めることや国民の人権を守るために国家権力と対峙することができようになりました。
 一方で、弁護士が品位を失うことがあった場合などには、所属している弁護士会による懲戒処分を受けることになります。弁護士は監督官庁がないため、自治権を持っている弁護士会が処分を行うことになるのです。
なお、懲戒処分を行うのかどうか判断する懲戒委員会には、裁判官や検察官などの外部委員も参加し、厳正に判断されています。
 このように弁護士自治は、弁護士が自由に活動を行うとともに、弁護士という職業が社会的信用を得るために非常に重要な仕組みとなっています。

3 弁護士会の会長、副会長は、執行部と呼ばれています。
 弁護士会の意思決定機関である常議員会が決定した事項を実際に執行する責任を負う立場にあります。
 令和3年度の釧路弁護士会の会長は、伊藤明日佳弁護士です。副会長は私を含めて3名です。副会長は、伊藤会長を補佐していくことになります。
 釧路弁護士会の管轄区域は、全国52ある弁護士会で一番広く、所属している弁護士も各地域(帯広市、北見市、網走市、根室市など)にいるのですが、以前は副会長2名でした。
 しかし、弁護士の数も増えてくるとともに、弁護士会の活動内容も増加したことから1名増えた経緯があります。
 釧路弁護士会には、人権の擁護や法的サービスの実現などを目的とした様々な委員会が設置されており、私が担当副会長となっている委員会は13委員会です。
 昨年度まで長年委員長をしていた子どもの権利委員会の担当副会長として、本年度から北海道が導入するスクールロイヤー(いじめ問題などについて弁護士が子どもの権利を最大限に配慮する立場で学校からの相談に乗る)について釧路弁護士会としてどのように関わっていくのかを検討することや昨年や新型コロナウイルス感染症の関係で中止となっていた市民向けの法律相談会の実施などを特に取り組んでいきたいと考えています。
 また、年に数回、裁判所や検察庁と民事事件や刑事事件に関する協議会が実施されるのですが、副会長として弁護士会側の協議事項を取りまとめる役割を行うことになりましたので、充実した協議が行うことができるようしっかりと取り組んでいきます。
 本年度は、日常の業務とともに副会長として弁護士会の活動を行っていくことになりますが、この一年が充実した年になるように頑張っていきます。