弁護士法人 荒井・久保田総合法律事務所

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弁護士 荒井 剛
2021.02.24

ゲームをするにあたってのルール

「ビクロイ」、「チーミング」「ぎょふる」、「いもる」、・・・
最近、小学生のうちの子どもたちがよく口にしている言葉です・・・・

そうです、世界中で流行っている「フォートナイト」というゲームに関する用語です。

「ビクロイ」は、ビクトリーロワイヤルの略です。バトルロワイヤルの戦いで最後まで勝ち残ったという意味です。ネット上のフォートナイト用語集では、「ビクロ」と紹介されていたりもします。マクドナルドを「マック」ではなく「マクド」と略している感じでしょうか。「チーミング」は、友人数名とチームを組んでルール違反のプレイをすることを意味していますので何となく伝わります。驚いたのは、「ぎょふる」ですね。これは「漁夫の利」という故事から来ています。敵同士が戦っているところ武器を横取りしたりするというイメージですかね。故事を動詞のように使っていることに半ば感心してしまいました。一方、「いもる」というのは、まったく意味がわからず、息子に聞いたところ、バトル中、建物等にずっと隠れて逃げ回ることだよと説明されました。説明を受けても、はあ、そうなんだね~と答えるほかありませんでした。

さて、そんな子どもたちですが、暇さえあれば「フォートナイト」をプレイしたり、「フォートナイト」をプレイしているユーチューバーの動画をユーチューブで観たりしています。放っておくといつまでもやってしまいかねない状態です。目にもよくないですし、ゲーム依存症になってしまうため、一定のルールが必要だなと思います。が、しかし、どのようなルールが一番効果的なのか難しいところです。試行錯誤しているところです。多くの親御さんも悩んでいることでしょう。

うちの場合、まず初めに採用したルールは、時間を決めるという極めてオーソドックスなものです。1日1時間もしくは2時間と時間を決めてしまうというルールです。最初のうちはうまくいきましたが、週末の土曜日、日曜日や夏休み、冬休みなど家にいる時間が多くなる場合には、ちょっと長めにゲームをすることを認めてしまうことがあります。特に、昨年は、新型コロナの影響で学校が閉鎖していた期間もありましたので、いつの間にか、かっちりとしたルールではなく、なし崩し的に緩くなってしまいました。

そこで、1日に1時間、2時間というルールは撤廃しました。上の子は小学生の高学年にもなっていますので、やるべきことの優劣を判断し、時間を効率的に使うようになってもらいたいという願いを込め、一定の約束事(宿題、習い事はさぼらない、午後9時30分には就寝する等)を守りさえすれば、ゲーム時間を制限しないということにしました。小学生相手ではありましたが、弁護士という職業病なのか、合意書を作成しました。冒頭、第1条には、なぜこのような合意書を作成するのか、合意の趣旨を明記しました。「○○、○○の健全な成長を心から望み、〇〇、○○が自分の置かれた環境の中で、自分の感情、行動をコントロールし、やるべきことを自分で判断することのできる人間になってもらうために本合意書を作成した。」というものです。作成し始めると楽しくなってしまいました。参考までに、実際に作成した合意書を添付します。わざわざいくつか作ったQ&Aも添付します。これを子どもに何回か読み聞かせ、理解してもらった上で署名もさせました。未成年に署名させて効力があるのかというツッコミはナシでお願いします。

これらを全部自主的にできるようになったらなんと素晴らしいことでしょう。
しかし、やはりそんな甘くありません。結論からいえばまだ早すぎました・・・
宿題は後回し、学校の準備も朝出かける直前までやらない。ご飯も最後まで食べずに残す。自主練への取り組みも消極的になる等。挙句の果てには、合意書には禁止されていないということで平日も早朝から起きてゲームをやる始末。子どもたちが変わっていくことを期待し、温かい目でしばらく様子を見ようとこちらも数か月間、待ってみましたが改善がみられなかったため、もとのルール、つまり1日1時間、2時間と決めるルールに戻すことにしました。

ただ、これも結局、ゲームを決められた時間やるだけの話であり、それ以外の言動が改善されているわけではありません。あいかわらず就寝時間ぎりぎりまで宿題をやらなかったりします。

そこで、考えたのが積み上げ方式です。つまり、宿題をしたら10分、寝る前に学校の準備をし終えていると10分、というように小刻みに課題をクリアしてゲーム時間を積み上げていく方式にしてみました。朝食、夕食、完食したら5分というのもあります。そのほか、体幹トレーニング、握力、素振り、風呂後の柔軟などトレーニングメニューも複数用意し、すべての課題をこなすと1日1時間、2時間の枠を獲得できるようにしています。一方、就寝が午後9時30分過ぎたらマイナス15分、午後9時までに宿題、学校の準備を終えていない場合にはマイナス30分などゲーム時間が減ってしまう項目もあります。こうやって獲得したゲーム時間は、当日ではなく、翌日に使用するということにしています。チェック項目が多く、日によってメニュー内容を少し変えるため、その日の朝までにこちらがメニューを準備する必要があります。これが若干手間ではありますが、子どもには、私のipadのお古を使わせており、アカウントが同じであるためメモ機能を共有しています。したがって、私のiPhone上で、明日のメニューをメモに入力しておけば、子どものipad上のメモに反映されます。課題をクリアすると子どもにチェックマークを入れてもらいます。

さらに、毎日の課題さえクリアしてしまえば、何もやらなくなるというのを防ぐため、これとは別にゲーム貯金用メニューというのも準備しております。掃除機をかける、干した洗濯物をおろし、すべて畳んだり、あるいは読書、ランニングなど自主的に取り組んだ場合には、15分ないし30分ゲーム貯金として貯めることができるようにしました。このゲーム貯金時間はいつでも使っていいことにしています。ただし、ゲーム貯金を使うことができる時間は1日最大1時間ということにしています。本来は、自分で考えて行動してもらいたいところではありますが、たとえゲームをしたいための行動であったとしても、自主トレ、勉強等が習慣化することはプラスになるかなと思っているところです。

今のところ、この積み上げ方式ルールは割とうまくいっているように感じます。本当は、一度決めたルールは極力変えないほうがとは思いますがが、必要に応じて変更を余儀なくされるかもしれませんね。