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弁護士 荒井 剛
2020.04.30

ビャンビャン麺 (アナゴンクムクム・・・・)

「ビャンビャン麺」は中国の陝西省(せんせいしょう)が発祥の地といわれる幅広麺です。「麺」といってもラーメン、そば、うどん、そうめん、フォー、パスタ等、多様の種類がありますが、最近、私が気になっているのがこの「ビャンビャン麺」です。

原料が小麦粉で、水と食塩を加えてこねて生地を作るという点は、うどんと変わりませんが、平たい形状なので見た目は「きしめん」に近いかなという印象です。また、うどんやきしめんは、こねた生地を食べられるサイズ、形状に切ってから麺を茹でると思いますが、「ビャンビャン麺」は、平たく伸ばした生地のまま茹でるのが特徴です。したがって、平らにした生地の長さが1メートルになることもあるようです。きしめんのように切った麺にゴマ油や唐辛子・ラー油等の香辛料をかけ、肉・野菜等の具剤を入れて混ぜ合わせて食べます。

この「ビャンビャン麺」ですが、専門店が日本にもあります。残念ながら、私自身まだ一度も食べたことがありません。2年前、東京の中央区八丁堀に「秦唐記(しんとうき)」という専門店がオープンしました。八丁堀は、私が弁護士になってすぐの頃、半年間ほど住んでいた場所ですので、是非、一度、この店を訪れたいなと思っています。

さて、この「ビャンビャン麺」、テレビでもたまに取り上げられていますが、麺としての美味しさもさることながら、もう一つ話題となっている理由は「ビャンビャン」の「ビャン」を表す漢字のことです。これがその漢字です。






画数は57画もしくは58画といわれ、中国で最も画数が多い漢字とも呼ばれています。しかも、この漢字は「ビャンビャン麺」の「ビャン」という文字を表すときにしか使用されないため非常に珍しいものです。ただでさえ難解な漢字なのですが「ビャンビャン麺」という漢字でしか使われないということでこの漢字の神秘性というか、話題性が認められるのでしょう。

一体、なぜこのような漢字が使われるようになったのか、この漢字の成り立ちについてはまったくわかりません。生地をこねて麺を伸ばす際に出る「びゃーん、びゃーん」という音からつけられたのではないかという説がありますが、それは「ビャンビャン」麺という名称の由来であって、漢字の成り立ちの説明ではありません。なぜ、道や歩く事に関する意味を表す「シンニョウ」という部首が使われているのかまったくわかりません。

ただ、この漢字をすらすらと書けるようになるとさぞかし気分がいいだろうなと思います。
でも、漢字の由来もわからないですし、画数も多いため、まともに覚えようとしても無理です。

そこで、私は、最近、一部で話題となっている芸人のオジンオズボーンの篠宮さんが考案し、提唱している難解漢字の覚え方を参考にしました。本も購入してしまいました。漢字の書き順は度外視されていますが、漢字をパーツ毎に解体し、語呂合わせのような要領でリズムカルに覚えるという発想と方法は非常に斬新です。例の「ビャン」という漢字だとこうなります。

「アナゴン、クムクム、チョーバチョー♪、ゲツリ、シン、シンニョウ ♪」

これなら子ども達とも一緒に楽しみながら覚えることができます。実際、うちの子たち(小学生)は、私より早く「ビャン」という漢字を書けるようになってしまいました。いまでは私が上の句のように「アナゴン?」と言うと、子ども達は間髪入れずに「クムクム、チョーバチョー、ゲツリ、シン、シンニョウ!」と言ってきます。

この「ビャン」という漢字の覚え方に関する篠宮さんのユーチューブをご紹介します。
https://www.youtube.com/watch?v=PzsrULnWBtE
このユーチューブでも触れていますがタレントのタモリさんも「ビャン」という漢字の書き方をテレビで紹介しています。どちらでもいいと思いますが、子どもが喜びそうな韻を踏んでいるのは篠宮さんの覚え方かなと感じています。

今回、同じ要領で、「鬱」、「挨拶」「颯爽」「鶯」といった漢字も覚えました。常用漢字などは、書き順に従い実際に何度も書いて覚える必要がありますが、新型コロナウイルスの影響で自宅にこもりっぱなしな子ども達が少しでも楽しく漢字を覚えるためにも、篠宮さんの遊び心がある漢字学習法を参考にしてもいいのかなと思いました。

そして、コロナウイルスが終息した暁には、子ども達と一緒に、「ビャンビャン麺」を食べに行きたいです。