弁護士法人 荒井・久保田総合法律事務所

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弁護士 荒井 剛
2019.12.26

忘年会シーズン到来! ~気をつけよう非常識人間~

12月。
昨日も今日も明日も飲み会。
まさに忘年会シーズンです。
慰労を兼ね、職場の皆でワイワイ飲む忘年会。
昔の人間であれば、忘年会に参加するのは当たり前という認識を持っていると思います。

ところが、最近、「忘年会スルー」という言葉をよく耳にします。
忘年会は、気を遣うし、非生産的だという理由で参加を回避するという若者が増えているようです。まあ、わからないでもないですね。
忘年会はあくまで任意参加です。
事実上、参加を強制することは、今の時代、ハラスメントと言われてしまいます。
たとえ会社が参加費を全額負担した場合でも強制はできないでしょう。

ただ、もし参加すると決めたのであれば、
上司の自慢話ばかり聞いて嫌だなとか、
気を遣わないといけないから嫌だなとか、
ネガティブな気持ちで参加するのではなく、
上司から、一つでも多くの失敗談や経験談を引き出してやろうとか、
どのような姿勢で仕事に取り組んでいるのか聞いてやろうとか、
ポジティブな気持ちで参加してほしいものです。

さて、忘年会に限らないのですが、大勢が参加するいわゆる宴会に関し、非常識な人間がいるものだなと感じることがあります。
宴会の場で、というより宴会開催以前の問題です。

たとえば、出欠確認の返事をよこさない人。
参加するかどうかという二択の質問に返答するだけなのになぜ返事を出さないのか、
意味がわかりません。
その単純作業をやらないがためにどれだけ幹事に迷惑をかけているのか。
もちろん単純回答がゆえに回答するのを失念することもあるでしょう。
あるいは案内状、案内メール等を見過ごしてしまったということもありえるでしょう。
それが1、2回程度なら、忘れちゃったのかなという程度で済ませられるかもしれませんが、毎回、回答期限を過ぎても返答しないためあらためて個別に確認を求められている人というのは一体何を考えているのかなと感じてしまいます。と言いつつ私自身も出欠の返答をし忘れることがあるためあまり強くは言えないのですが・・・・。
それでも出欠確認の類はできるだけすみやかに返答するよう心がけています。

そのほかにも宴会に参加すると返答しておきながら急にキャンセルする人。いわゆるドタキャン。ドタキャンは、昔に比べ、明らかに多くなってきていると感じます。携帯電話やLine一本でキャンセルの連絡ができてしまうからかもしれません。それでもキャンセル料は負担すると言ってくれるのであればまだ常識のある人といえますが、しれっとキャンセルの連絡をし、キャンセル料の話に触れず、そのままやり過ごそうとする人は要注意ですね。自分さえよければいい人間。まず信用できませんね。

ただ、それでもキャンセルの連絡をしている以上、無断キャンセルよりましです。無断キャンセルは論外です。キャンセルの連絡すらしないので、正確にいえば「無断キャンセル」ではなく、何らの連絡もなく店に現れないという意味で「ノーショー」と言ったりします。

このノーショー。
ネットで簡単に店の予約ができてしまう反面、仮予約のつもりで予約していたことを忘れてしまうケースや、そもそも顔の見えない関係ですので軽い気持ちで予約をし、また、軽い気持ちで無断キャンセルしたりしてしまっているのでしょう。

団体客の予約が入っていたものの当日「ノーショー」。飲食店が悲鳴をあげているというニュースを聞くたびに非常識な人間がいるもんだなと強い憤りを感じています。

店側が人数分の食材を仕入れ、気持ちを込めて調理し、準備したものの現れず。
店は本当に大損です。経済的損失だけでなく、店の経営者、店の従業員の生活を脅かす卑劣な行動です。

先日、偽名で1人1万円のコースを17人分予約し、当日、ノーショーをした50代の男性が偽計業務妨害罪で逮捕されたというニュースが流れました。そもそもよく逮捕できたと思いましたが、この男性は他の系列店でも同様な手口でノーショーを繰り返していたために足がつき逮捕に至ったみたいです。ちなみに偽計業務妨害罪の法定刑は、3年以下の懲役、または50万円以下の罰金です。罰金の金額が低すぎるのではないかと思いますね。

このノーショー。防げないものでしょうか、頭が痛いところです。

よくある予防策としては前日に店側から予約の再確認をするというものです。
しかし、再確認する手間が面倒ですし、これをしたからといってノーショーを100%防ぐことはできません。

次に、無断キャンセルをした場合には、客に対し、キャンセル料を請求するということも考えられます。また、いまは無断キャンセルした客からキャンセル料を弁護士が回収するといったサービス(ノーキャンドットコム)もあるのを知ってびっくりしました。しかし、ノーショーの場合、そもそも予約者に連絡すらつかない状態ですのでキャンセル料を請求すると言っても実効性に乏しいです。

そこで、ノーショー被害に遭った場合にその損害をカバーしてくれる損害保険に加入するという飲食店が増えてきていると聞きます。車の保険でいうところの無保険車保険といったところでしょうか。

しかし、これもノーショーを防ぐ根本的な解決にはなりません。
結局、ノーショーをした人がノーショーによる不利益を受けない限り、ノーショーはなくなりません。

デポジット制にして飲食代金の何割かを前払いさせれば、ノーショーは大幅に減ることでしょう。本当は飲食代金全額を前払いにしてもいいかもしれません。たとえば、旅行会社のツアーを利用して旅行に行く場合、事前に旅行会社に対し旅行代金の全額を支払っていると思います。それが普通であり、特に誰も疑問を感じていないと思います。それと同じように10人以上等の団体で宴会を予約するような場合には全額前払い制にしてしまっても全然いいのではないかと思います。そうすると逆にその店の敷居が高くなり一時的に予約そのものが減ってしまうかもしれませんが、最終的には信頼される飲食店であると認識され、店側にとっても利用者側にとってもプラスになるのではないかなって思ったりしているというコラムでした。